2015 April

 

 
 
どのような事があっても季節は巡る・・・。今年も桜の季節。例年より少し遅い 桜をパリから来た友人R氏をご案内方々見に行く。満開の桜と川のせせ らぎ に、日本に来たばかりのR氏はことのほか感動したよう。この繊細かつ壮大な光 景はやはり圧巻。すっかり無口になっている・・・。

 

 

 
 
 
パリから来た友人のR氏は我が家にご滞在。私達夫婦と、友人を交えてとさまざ まなパターンのディナーを企画する。皆さんお忙しいのであまり堅苦しくな く、とにかく「会ってお話しする」のが目的なので・・・と言い訳をしつつ、カ ジュアルなディナーを!

 

 

   
 
 
 
卒業生が贈ってくださった花束、ドライフラワーにしようと吊るしておいたもの をブーケに作る。オアシスにアレンジして我が家のインテリアとして、 皆さん のお顔を思い出す素敵なオブジェに。こんな静かな時間がとても好き・・・。

 

 

 
 
日本に居る間に選挙が巡って来ることが多く、海外にいる時間が多いにもかかわ らず選挙には必ず日本で投票に行く。パリでも日本の選挙に投票は出来 るけれど、 我が家の目の前が東京所の小学校・・・というわけには行かない。小学校のグラ ウンドはいつ行っても何とも爽やかな気分。

 

 

 
 
母が居なくなって1ヶ月が経ち、パリにも東京にも春が訪れる。軽井沢にも少し遅い春の訪れと共に桜が咲き始め、何だかとてもほっとする。今年はふきのとうを探したりする心の余裕がなかった・・・、季節の移り変わりをしみじみ感じる今年の春。

 

 

 
 
 
母のモノをを整理すると一言に言っても、本当に個性的なものばかりで・・・。 悲しいよりも楽しい思い出が蘇り、さまざまな事を思い出しつつ丁寧 に、ひとつずつ・・・。書庫に至っては、ついつい座りこんで読みふけってしまい、ゼン ゼン進まない!

 

 

 
 
今年は桜が少し遅く、久々に小学校の入学式も間に合ったよう。我が家の目の前 の小学校も桜吹雪の中小さな新入生と日の丸の旗。事務所からの眺めも いつに なく華やか・・・。

 

 

 
 
東京の事務所も自宅もようやく整ってきた今日この頃・・・。パリのアパルトマ ンの改装も終わったので、パリー東京でのモノの移動も一段落。母から の受け 継ぐべき漆器なども、ようやく選別が終わり一つずつ戸棚に納めてゆく。靴箱か ら仕事関係まで、全てにおいて「人生の総たな卸し」?のような 毎日。

 

 

 
 
頂いたお花はドライフラワーにして、オブジェのようにもう一度作りなおして楽しむのが好き。母のお見舞いに頂いたこの ブーケ、私の名前である「紅絹」は山形の名産「紅花」を染めて作る。そんな私の名前のルーツにちなんだこの紅花のブーケ、母にとっては最 高のお見舞いだった・・・。お優しいお心遣いに感謝しつつ、さまざまな思いを胸にブーケを再現する心豊かな時間。

 

 

 
 
毎年、工務店から頂くタオルは出がらしのコーヒーで薄いベージュに染めて日常 遣いに重宝している。生地によって染め上がりの色が微妙に違うのも面 白い。 コーヒーの香りに包まれて、こんな風に丁寧に過ごす時間が私にとっては何より のデザインソース。

 

 

 
 
母のお香典返しは、やっぱりオリジナルに作りたい!残された膨大な作品と趣味 で撮り溜めた花と香水瓶の画像を前に、皆様にお送りする「10枚」を 選ぶの は至難の技・・・。あーでもないこーでもないとなかなか決まらない。でも、こ んな時間も気持ちを整理するには必要なのかもしれない・・・。

 

 

 
 
 
桜が散り新緑の季節を迎える。普段の何気ない時の流れが心に沁みる今日この 頃、母を亡くしてやはりさまざまに感じ入る気持ちも繊細にならざるを得 ず。 でもこんな時も人生には大切な時間。静かに時が過ぎるのを待つ。眩しい緑に元 気を貰う!

 

 

 
 
 
diary index 私がノロノロと気持ちの整理やモノの整理をしているうちに、世の中のテクノロ ジーはどんどん進化している!時計でメイル??もちろん便利なのは良くわかるけれど、ソコまでコミュニケーションが必要だろうか?静かに一人で過ごす時間に得る物や、空想や想像をするファンタジックな時間も人生には必要なのでは??モノスゴイ行列に圧倒される! page top

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